昇級試験の面接でボロボロになり落ち込んだ話

2023/02/28

エッセイ

t f B! P L

会社の昇級試験を受けてきました。

昇級試験は小論文、プレゼンテーション、面接での質疑応答があり、プレゼンは上手くいきましたが、面接でボロボロになりました。

上級職の試験は、圧迫面接があると聞いていましたが、その通りだったのです。

昇級試験の面接で慌てた

私の会社の昇級試験は、希望者が自らエントリーする方法ではありません。

本人の意思とは無関係に、誰をエントリーするかは上長が決定します。

上長が推薦した人しか、昇級試験を受ける資格は無いのです。

私は3ヵ月前に、昇級試験があるから準備しとけと言われました。

昭和アイドルの「オーディションはぁ~お母さんが勝手に応募してぇ~」という呑気なレベルではありません。

上級になると不合格率が上がり、私の等級は推薦があっても50%以上は不合格です。

それでも、昇級試験に不合格は許されません。

なぜなら

昇級試験とは、推薦した上長の顔を潰さない様に、命を掛ける業務命令だからです

プレゼンテーマが二転三転?

プレゼンリハーサルをやって修正箇所を早く知りたかったのですが、試験2週間前になっても上長からのテーマの承認が出ません。

他の候補者は1か月前からリハーサルをやっています。

ギリギリになると練習が出来ないので、とりあえず作成したテーマで練習をしていたところ

上長「すまんテーマを変えてくれ」

ひええええええ 何ですと! 

それは、あんまりですたい!

今から作り直して練習とは、無理ばってん!

理由は他の候補者とテーマが被るからで、上長が推薦する候補者を全員合格させたいための戦略でした。

他候補者のプレゼン内容が酷かったらしく、私のテーマを一部流用させて完成させるようでした。

私は別のプレゼンを作成していましたが、ISO認証取得プロジェクトにテーマを急遽差し替えました。

このテーマは次の昇級の時に残しておきたかったものです。まだ、ISO認証取得をしておらず、システムを構築している段階で、成果が出ている内容ではありません。

「ええ喜んで」

哀しい中途採用のサラリーマンは、それ以外のことは言えません。

週末の休みを潰してプレゼンテーションを作り直しました。

試験の1週間前に、私のリハーサルは5分で終わりました。ISO認証取得の基盤整備は、別のプロジェクトチームで進めていたので、上長は内容を詳しく知りません。

リハーサルで指摘も修正もありませんでした。

上長「うーん 大丈夫だろう。」

・・・本当だろうな

アンタ内容しらんだけとちゃうんか!

うーんって気になるんですけど!

大丈夫の後に「知らんけど」みたいな空気出してたよね!

圧迫面接開始

小論文とプレゼンテーションをリンクさせていたので、プレゼンテーマ変更で小論文も書き直し、提出日ギリギリでメールしました。

面接日、不安で潰されそうになりながら、面接室のドアを開けると・・

うちの会社のレジェンドである、本社の偉いさんが険しい顔をして並んでいます。

ピリピリとした緊張感がします。

ここは以前の昇級試験の様に、成果を褒めて歓迎する場ではなく、会社が私に投資すべきか決める場所だと感じました。

重々しい雰囲気の中で、審査員の中にISO認証プロジェクトで一緒に仕事をしていた役員がいたのです。

自分を知っている役員が審査員にいてラッキーだと思いました。

「まず、プレゼンお願いします」

プレゼンは意気揚々として終わり、役員の質疑応答に入りました。

プレゼンテーマへの質疑応答は事前に回答を用意しているので安心していたところ

「プレゼン内容は、君が頑張ってるの知ってるから。もういいよ」

えっ・・・? どういうこと?

役員「部門の課題事項について君が何を考えているか教えてほしい」

私 「小論文に書いてある内容でしょうか?」

役員「小論文の内容以外で工夫していることを教えてほしい」

えっ・・それ以外ってアリなの?

ここから、言葉を選びながらの回答になり、ボロボロになっていく

私 「不具合を減らす取り組み云々」

役員「例えば? 例えば?」

私 「手順書とは別に作業要領書を作成して、その場で確認できる・・」

役員が何やらメモを書きだした。

これって、正解があって、正解ごとにポイントが付くシステムなのか?

この質疑応答で2~3のメモを、役員たちが記録していた。

面接時の役員には笑顔は一切なかった。

私は緊張して汗だくになって面接は終わった。

面接終了後に後悔する

面接でペースが狂ってボロボロになってしまった。同じ等級を受けた他の候補者に面接での話を聞くと、和気あいあいと笑顔で進んだと言われてショックだった。

ここ・・これはもしかして。やばいぞ

上長に報告した。

上長「これから給料上がって嬉しいだろ。焼き肉でも奢ってくれや」

私 「いえ、面接ではボロボロになりまして・・」

上長「何?面接でいた役員の名前を教えろ」

私 「~さんとか・・・」

上長「あ・・・・・・・(無言)」

なんだ! なんだ! 何故、無言なんだ! 

家族にも給料上がるって言ってしまった。

結果は、まだ出てはいませんが、不合格であったら

当分は落ち込んで、仕事が手につかな・・・

仕事するよ普通に

当分は落ち込んで、食欲も・・・

あるよ。普通に食べるよ

当分は落ち込んでブログの更新も・・

するんだけどね。

もういいや

家に帰ってから、ショックで落ち込んだ心を慰めるため

タイガーマスクEDを口ずさんでいると

妻「あなた、ネタがいちいち古いから、どんな心境なのか分かりづらいのよ」


昇級試験は仮装大賞と同じだった話
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面接でズダボロになって落ち込んでから1ヵ月。様々な情報や憶測が飛び交う中、ぬか喜びしたり、不安になったりして、状況に振り回されてきました。
https://searcheggbird.blogspot.com/2023/03/move%20up%20the%20career%20ladder.html

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